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第12回日本アミロイドーシス学会学術集会
大会長 植田 光晴
熊本大学大学院生命科学研究部 脳神経内科学講座 教授
熊本大学病院 アミロイドーシス診療センター長
このたび、第12回日本アミロイドーシス学会学術集会を2025年10月4日(土)に熊本城ホールにて開催させていただくこととなりました。今年のテーマは「アミロイドーシスの多様性」です。
アミロイドーシスは、原因蛋白質や病態の進行、臓器障害ごとの診療科のアプローチ、研究者の視点、そして分子標的薬、抗体治療、核酸医薬といった最先端の治療戦略に至るまで、多様性に富んだ疾患です。この多様性を包括的に理解し、多角的に議論することが、疾患克服の大きな一歩になると考えています。
今年度の学会では、基礎研究から臨床応用への橋渡しとなる新しい試み、病型解析による早期診断の可能性、そして治療戦略の進展を中心に据えたプログラムを計画しております。また、症例報告にも注力し、現場での貴重な知見を共有する場を提供する予定です。
第一線で活躍する研究者や医療従事者が集い、活発な意見交換が行われる本学会が、参加者一人ひとりにとって有意義な機会となることを願っています。熊本で皆様にお会いできることを心より楽しみにしております。